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メッセージ #01
Walking Crocodile

−ウォーキング クロコダイル

学生時代に「虫籠」を作りなさいという課題が出された。
私は、入口も出口もない、しかし大きく開いた竹編みの虫かごを作った。
庭に置く。
虫がたまたま入れば虫籠として存在し、入らない時はカラの籠として存在する。
出てもいいし、入ってもいい、存在して存在しない物。
題名は「形而上の虫かご」とつけました。
今、思うと私の人生観を直感していたと感じる。
我々は、あらゆる物語を通過しているのだ。
物語という「虫籠」を。
広大なこの地平で、虫篭の中で出会う物事の物語り。
そして、今日も私は笑いながら通過して行く。

Walking Crocodile −ウォーキング クロコダイル  鈴木 強 

 

メッセージ #02

2013.10.10 アトリエでのミニインタビュー

 

 
鈴木 強 先生
Tsuyoshi Suzuki Interview
 
聞き手 シルクランド画廊
顧 定珍

interview by Teichin ko
   
鈴木強先生
アトリエで制作について語る鈴木先生
(2013年10月撮影)
 

 

 

メッセージ #03
近代を超えていこう

「近代を超えていこう」という、時代のムーブメントが20代のころありました。
近代とは、人と自然の対立した悲劇性の中に息詰まっていました。
私もこれからの時代をどう表現をしたらよいのかと思い悩むなか、 動物との出会いがありました。
今を受け入れる強い姿。 笑って迎え入れるような、おおらかな姿。
また絵画では、日本美術の中で描かれた、人間と自然との共生した表現の中に 近代を超えていくヒントがあると確信しました。

そして今も ”笑う動物” 傾き者・旅日記シリーズを描いています。
私にとっての ”笑い” には受け入れる姿勢があります。
ユーモアとは、幸福の表情であり、又、幸福の最少単位は気分です。
楽しい気分に出会える絵を描きたいと思っています。

鈴木 強
     
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