メッセージ #01
Walking Crocodile
−ウォーキング クロコダイル
学生時代に「虫籠」を作りなさいという課題が出された。
私は、入口も出口もない、しかし大きく開いた竹編みの虫かごを作った。
庭に置く。
虫がたまたま入れば虫籠として存在し、入らない時はカラの籠として存在する。
出てもいいし、入ってもいい、存在して存在しない物。
題名は「形而上の虫かご」とつけました。
今、思うと私の人生観を直感していたと感じる。
我々は、あらゆる物語を通過しているのだ。
物語という「虫籠」を。
広大なこの地平で、虫篭の中で出会う物事の物語り。
そして、今日も私は笑いながら通過して行く。
Walking Crocodile −ウォーキング クロコダイル 鈴木 強
メッセージ #02
2013.10.10 アトリエでのミニインタビュー
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