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Silkland Gallery > ギャラリーニュース > 新春特別対談 金子美樹さん(月刊美術編集長)×顧定珍

新春特別対談 金子美樹さん(月刊美術編集長)×顧定珍

新春特別対談 金子美樹さん(月刊美術編集長)×顧定珍


シルクランド画廊には、理屈抜きで楽しめる作品のバリエーションを増やしてほしい。

 シルクランド画廊がオープンしたときは、うちの創刊者(故・中野稔氏:『月刊美術』初代編集長/株式会社サン・アート特別顧問)が大注目してましてね。開廊して早々に観に行ったんじゃないかな。「いい絵がたくさんある!」「中国系作家特集を組め!」ってね。(金子編集長談)

今年創刊31周年を迎えた『月刊美術』。画廊を中心とした日本美術界を見据えてこられた編集長・金子美樹さんにお話を伺いました。( 聞き手 顧 定珍)


顧:おかげさまで、この2月に開廊4周年を迎えます。お客様に支えられて現在があるのはもちろんですが、『月刊美術』の誌面に何度も取り上げて頂いたことも、本当に励みになりました。ありがとうございます。

金子:いやいや、どういたしまして。シルクランド画廊がオープンしたときは、うちの創刊者(故・中野稔氏:『月刊美術』初代編集長/株式会社サン・アート特別顧問)が大注目してましてね。開廊して早々に観に行ったんじゃないかな。「いい絵がたくさんある!」「中国系作家特集を組め!」ってね。

顧:中野さんは展覧会の度にお越しくださって、ずいぶん勇気づけて頂きました!特に印象深いお言葉は、「ここの画家たちは、素直な、純粋な気持ちで描いているからいいね」、「全く無名であっても、自分の気に入った画家ととことん付き合うあなたの姿勢がいい」「あなたを見ていると、昭和30年代の頃、ふろしきを持って、一生懸命作品を売って、画家を支えてきた画商たちのことを思い出すんだよ。」

思い出すと、感謝の気持ちでいつも胸が熱くなります。金子編集長も日本の美術界を長年ご覧になっていらっしゃいますよね。近年の動向をどうお感じですか。

顧:私も展覧会を見て、作家にアプローチします。作品を見てビビッとくるか、感動するかどうかが選ぶ基準ですね。

全貌をつかむために10作以上見て、アトリエやご家族など作品の生まれる背景を見て、とことん話をしてから付き合うんです。時間をかけて情熱で口説きます(笑)。これまでに中国はもちろん、フランス、オーストラリア、アメリカなどにも行きました。作家に会うためなら、どんな山の奥にでも行きます。

金子:シルクランド画廊を拠点に、中国出身の作家たちが日本でどう認知されていくか、これは一大関心事ですよ。海外で活躍する作家の作品は、中国本土でも共感を集めているんですか?中国国内にもいい作家がいるんでしょう?

顧:個人的には、海外で活躍する作家が見せる独特な表現のほうに惹かれますね。異文化の壁にぶつかった末に、融合する、その経験から生まれる独特さが魅力だと思うんです。作家も私も、文化大革命後に初めて海外に出ることができた世代なので、私自身が共感して自信を持ってご紹介できますし。中国でも人気が出ていて、オークションへの出品要請を頂くこともあります。

 

  

写真左:金子編集長(左)と顧定珍(右)  右:2005年5月号『月刊美術』 特集「最新銀座画廊MAP」

金子:昔は、美術評論家が展評を書くと、お客が画廊に押し寄せるという現象がありました。でも70年代から、個人が自分の目で選択する時代になりましたね。一握りの富裕層だけじゃなくて、一般の人が絵を買うようになったことも大きい。日本の場合は、絵の普及に百貨店画廊がずいぶん貢献したと思います。ショッピングの延長線上で絵を見られますからね。うちの「展覧会情報」でも、意識的に百貨店画廊を取り上げるようにしています。

顧:百貨店ではここ十数年ほど作品を紹介していますが、お客様の層が本当に幅広いですね。日本での知名度がそう高くない作家もご支持を頂いているのは、そういった日本の文化度の高さと、絵を純粋に愛するお客様の心の現れだと思うんです。画廊を開く自信になりました。

金子:美術にはエキセントリックな部分があっていいし、シルクランド画廊が扱っている、身近な空間で家族と楽しめるようなマイルドな作品は必要ですよね。ピカソは長い歴史の中で生まれた天才であって、猿人からいきなり芸術が生まれたわけではないものね。バリエーションがあるから上層部が深くなるんです。自宅に絵の1枚もないのに、美術館にわざわざ出かけていって大作を眺めて「芸術の秋」っていうんでは倒錯してきちゃう。

シルクランド画廊には、理屈抜きで楽しめる作品のバリエーションを増やしてほしいですね。起爆剤になるのは縄文的なパワーですよ。新鮮味を忘れずに、色んな形で世界の目をひきつけて頑張ってね!

顧:ありがとうございます。

編集長がおっしゃった「理屈ぬきで楽しめる作品」「身近な空間で家族と楽しめる作品」は、全世界の人々に共通するものであって、芸術は普遍的なものであることをあらためて思いました。これからも、芸術の真の力を感じられる作家と作品の発掘に精進し、紹介して参ります。

 

ギャラリー通信#11(2007年2月) インタビュー記事より

 
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