「長年の夢だった欧州旅行が延期になり、コツコツ貯めた旅行資金が宙に浮いたことで、絵の購入など夢にも思わなかった私が、そう考えていました。」それからが葛藤の連続。以前から気になっていた絵でしたが一度購入を決めてからも、すぐに断りの連絡を入れたこともあったと振り返られていました。一生の宝物にしようと決断した絵はツーリ・リー先生がコペンハーゲンの運河を描いた「光の調べ」。絵の購入が萩原様にもたらした影響は大きく、まずはご自身が昔夢中になっていた絵を描くことを再開させ、当初絵の購入に驚いていた娘さんがなんと連れてきた恋人にお父様が描いた油絵を少し照れながらも紹介して自慢してくれたそうです。そして奥様に言われた一言、「「私、この絵と、絵にかかわるあなたを見ていて、少しずつ価値観が変わってきたのよ」・・・一枚の絵が届いてから訪れた嬉しい誤算は人生をこんなにも輝かせてくれたと感慨深げに語って下さいました。
一枚の絵との出会いから、 人生がこんなにも輝きだすとは…
萩原 健二 さん
