シルクランド画廊
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開廊三周年サロン展に向けての懇親会

開廊三周年サロン展に向けての懇親会

左から 蔡国華先生、東強先生、孫家珮先生、顧定珍、江屹先生、酒井純男、久保田和也

 2006年2月6日~18日開催になる、開廊三周年記念企画のお打ち合わせを兼ねた懇親会が、 シルクランド画廊において行われたましたが、偶然にも当画廊にて開催中の「大作展」出品作家4名様が一同に会す形で各作家ごとの作品を鑑賞しながらの会になり、理想的なシチュエーションで歓談出来たように思います。

初めの話題はまず三周年展出品作品のテーマについてでしたが、一周年記念展の際テーマとして掲げたような、それぞれの作家が「今想う故郷」をモチーフにした作品などにこだわらず、自由な表現をしていただくことになりました。

東先生だけは、出品作2作のうち1枚は何らかのテーマの基に各自制作をし、1枚は自由に制作するのも良いのでは?といった意見をお持ちでした。(私個人としても、後になって賛同したい意見であった)いずれにしても、今まさに画家として充実期を迎えておられる各先生方のオリジナリティ溢れる新作に出会えることは、画商である以前に先生方の作品のファンとして非常に楽しみなことです。

アーティストのファンになるということに対して、蔡先生が興味深いことをおっしゃっていました。シルクランド画廊のように、テーマを絞った作品紹介を続けていく上で画廊経営を成り立たせるには、そこに集うお客様方がお金を払って商品をお飾りになるだけでなく、ファンクラブの集いのような場として画廊が育っていかないと将来はないのでは、といった趣旨のことでした。

くだけた場での何気ない会話の中にも、我々スタッフが日頃どれくらいの愛情を作品に注ぎ、来廊されるお客様にも共有していただこうと努力しているかを考えさせられるものがありました。

その為には、シルクランドブランドの創造というものを、良い意味で益々確立していく努力が必要になると思うのですが、ここでいうブランドとは(顧さんにレクチャーを受けた、企業の在り方を参考)あくまでも商品の知名度や認知度だけではなく、優良顧客を魅了する為のサービスを生み出す我々社員の質がもっとも大きな源になるという当たり前のことに気付くことから始まるのでしょう。

やや話がそれましたが、そのブランドの維持のためにも今年から始まった「貸し画廊」というスタイルを取り入れる経営方針には、先生方からも賛否両論のお言葉を頂きました。

左から 蔡国華先生、東強先生、孫家珮先生、
顧定珍、江屹先生、酒井純男、久保田和也
ある先生は、「中国出身アーティスト達の発表の場」というイメージが失われ、ポリシーのない商業主義に流れる恐れを懸念され、ある先生は、もともと東洋と西洋の掛け橋的な様々な国で活躍するアーティストを紹介しているのだから、貸し画廊によって「更に多方面の個性が紹介されることは望ましいのでは」、と感想を述べられました。

私ども画廊のスタッフとして、次に思いを述べられた江 屹先生の言葉には勇気付けらました。「アーティストが作品をお任せする画廊そのものの経営や、体質が、貸し画廊を運営することでより体力のある体制を作れるのであれば、それはより安心して作品を預けることが出来るはず」この言葉を裏切らないよう、私どもは日々のどのような企画展の運営も、努力を怠らないようにと再認識しました。

会の後半では、中国から海外へ進出し成功した作家の話題にも及び、丁 紹光等の活躍ぶりにも触れながら、同時に当時との決定的な違いとして中国そのものの美術市場の活況ぶりを挙げられ、世界にはばたくためのステップとして今や中国の市場や公的美術機関での成功も大事な要素になる可能性を述べておられました。

このことはシルクランド画廊が、今まさに着手し始めている上海でのオークション参加活動なども、お取引のあるアーティストの作品のより大きなマーケットへの可能性を秘めていることの一環だと思われます。

ギャラリー通信第4号に掲載予定になる本日のスナップ写真を撮影する際には、各先生方それぞれが思いのままにポーズをとられ、時には普段見ることが出来ない一面とも言えるようなおどけた横顔も垣間見ることが出来、楽しい会になりましたが、雑談の最中、絵を描き続けることへの意味を語られる先生方が「歴史の上で圧倒的な存在感を持つ西洋絵画に立ち向かう為にはかつてアメリカがそうであった様に、既存の美しいとされる物への概念を根底から覆す必要がやはりあるのかもしれない」「僅か12年前に誰も見向きしなかった画家が今や何をやっても賞賛されているケースもある」などと、熱く語られている横顔は、年齢的にもまさに今が旬な時期にあられるエネルギッシュなアーティストでした。

これからもこの素晴らしい先生方の作品に、新しい感動を覚え応援したいと熱望されるファンの方々を一人でも多く増やしていけるよう努力しなければと益々感じさせられた一日となりました。

 

ギャラリー通信#4(2006年1月) より

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