『宋元仏画 東アジア仏教絵画の最高峰』
中国の宋・元の時代(10~14世紀)に生まれた「宋元仏画」は東アジア仏教絵画の最高峰といわれる。現存する作品の多くは、かつて日本に渡り、大切に守り伝えられたものだ。日本画家・千住博さんが「人類の至宝」とたたえる「孔雀明王像」や水墨画の最高傑作とされる「観音猿鶴図」など名品中の名品をあますところなく紹介。きわめて高度な絵画表現の魅力を、時代背景、技法、伝来など多角的な視点とともに味わいつくす。
番組では、牧谿《猿図》や北宋仏画《孔雀明王》の孔雀羽(部分)を題材に、名作がどのように描かれたのか、大竹卓民先生がその制作の道程を推測しながら実演を行いました。
初回放送 10/ 5(日) 午前9時〜
再放送 10/12(日) 午後8時〜