お客様の声

customer's voice

描かれている風景に、どこか懐かしさを感じ、 そして何よりも求めていた温かさを感じたのです

藤井 明日香 さん

藤井 明日香 さん

私達、夫婦が絵画に興味を持つようになったのは、一昨年前に我が家を改築してからのことでした。お客様をお迎えする玄関に温かみのある絵を飾りたいと思い、休日のたびに主人と二人いろいろな画廊に出会いを求め、足を運びました。でも、なかなか二人の想いが一致する絵と出会うことができずにおりました。

そんなある日、一枚の絵が私の目に留まりました。描かれている風景に、どこか懐かしさを感じ、そして何よりも求めていた温かさを感じたのです。引き込まれるように画廊に入ると、そこには作者の想いが水と風、そして光となって描かれた世界があったのでした。

その絵こそ、シルクランド画廊に飾られていた、孫家珮先生の作品だったのです。絵を前に、交わす言葉は見つからず、ただただ込み上げる篤い想いに包まれていました。そんな私達にそっと話しかけて下さったシルクランド画廊の顧さん、そして松村さん。私の感激した様子を察してか、しばし私の鑑賞を見守っていてくださいました。孫先生の作品をご覧になられた方なら、この時の私の様子はお分かりかと思います。

おりしも作品に出会った数日後、孫先生にお目にかかれる機会に恵まれました。作風と同様にひかえめで謙虚なお人柄に触れ、さらに作品への想いは篤くなりました。

数ある作品の中から縁あって我が家に迎えた絵は、眩しい朝陽に包まれた運河を一人、 櫂をこぎ仕事に向かう船頭の姿がまさに水と光、そして風の世界に溶け込むように描かれています。

我が家を訪れるお客様をお迎えする為に飾りたいと思っていた一枚の絵は、何より日常の生活で、主人や子供たちが毎朝、「行ってきます。」と家を出る時、「ただいま。」と帰ってくる時、いつでも皆を優しく、穏やかに迎えてくれています。まさに、求めていた絵でした。

顧さんから一期一絵という、素敵な言葉を伺いました。またいつか、素敵な出会いがあることを楽しみに、主人とシルクランド画廊にお邪魔させていただこうと思っております。
本当にありがとうございました。